番外編 シートン法体験記(肛門周囲腫瘍切開手術編)
先生から緊急手術をしますと言われ、半ケツの状態で診察台に横になりました。
先生から、「おしりの中に膿がたまっているので、切開して膿を出します。肛門の粘膜に局所麻酔をします。めちゃくちゃ痛いので覚悟してください」と言われました。
僕は、痛みに自信があったほうなのでぜんぜん大丈夫ですよと先生に言いました。
すると、年配の女性看護師さんが僕の背中あたりスタンバイしてくれました。
またまた大げさな準備だなと思って注射を待っていました。
先生が「いきますよ。。。。」と言った直後です。
肛門に今まで感じたことのないほどの痛みが走り、「あっ!すすすすすうぅぅぅぅ」と言葉にならない言語を口にしてしまいました。
今思えば、尻だけにASSだなと少しだけ笑えます。
女性看護師さんが、「頑張って、あと何発か残ってるよ」と言い、その後4発くらい局所麻酔を打たれました。
その後、一番腫れている部分をY字に切開し、膿を排出しました。
僕は、診察台を出た後も、あまりの麻酔の痛さにトボトボ歩きで自宅に帰りました。
ここで僕は、すべて解決すると勝手に思い安心していました。
肛門周囲腫瘍の恐怖はまだまだ続きました。